1人死亡、クラスター3件 新規感染は158人

和歌山県は14日、新型コロナウイルスに感染した和歌山市の90代男性が亡くなったと発表し、県内の死者は累計107人となった。新規感染者は158人で、前週の同じ月曜より14人減。クラスター(感染者集団)3件を新たに認定した。

亡くなった男性は、基礎疾患で入院中に感染し、症状の悪化により転院して治療を受けていた。新型コロナは間接の死因となった。

158人の保健所管内別内訳は、和歌山市70人、海南4人、岩出7人、橋本32人、湯浅6人、御坊15人、田辺6人、新宮18人。

新たなクラスターは、250例目が和歌山市の保育所で、園児13人と職員1人が感染。251例目は同市のサービス業の事業所で、陽性者は従業員8人。252例目は御坊管内の高校で、運動部員を中心に生徒12人が感染した。

直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が145・4人で、前日より1・5人減少した。県内の感染者は累計2万5573人。入院者数は135人、重症者は県基準で16人、国基準で1人、肺炎患者は37人、病床使用率は21・4%。ホテル療養を含む待機者は806人。

学校など集団生活の場での感染が多く、県外からの帰省者が集団で飲食をして感染が拡大した事例もあることから、県福祉保健部の野㞍孝子技監は、感染リスクの高い行動を控え、注意するよう改めて呼び掛けた。

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