和歌山東が初戦突破 延長11回一挙7点

【1回戦】

和歌山東
倉敷工

〔和〕麻田、田村、麻田、山田、麻田―瀬村、高野〔倉〕高山、近藤―宮田、難波

第94回選抜高校野球大会が19日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕した。初日の第2試合に登場した初出場の和歌山東は岡山県の倉敷工と対戦し、エース麻田一誠(新3年)の粘投で1―1の延長戦に突入。延長11回、森岡颯太選手(新3年)の適時打で勝ち越して初戦突破した。和歌山東は大会6日目第2試合(午前11時半)で、ベスト8進出を懸けて埼玉県の浦和学院と対戦する。

和歌山東は序盤、得点圏に走者を進めて好機をつくるも先制点が奪えない。エース麻田が1、2回は3人で抑える好投を見せたが、3回2死三塁のピンチで適時打を許し、先制された。

その後、麻田は安定した投球を見せ、中盤まで倉敷工打線に追加点を許さない。

麻田の粘投にようやく、6回打線が応えた。連続ヒットでつないで無死一、三塁の好機をつかむと、併殺打の間に三塁走者が生還。同点に追いつく。

その後、両チームとも走者は出すものの得点が奪えないじりじりとした展開が続く。8回のピンチは継投策で倉敷工の勝ち越しを許さず、延長戦に突入した。

延長11回、和歌山東は打線が爆発。森岡の適時打を含めた打者一巡の猛攻で7点を奪って試合を決めた。

開会式と初日の3試合は18日実施だったが、雨天で順延されていた。

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧