和東8強ならず 浦和学院に打線阻まれ

第94回選抜高校野球大会は6日目の24日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で2回戦が始まり、第2試合で和歌山東は浦和学院(埼玉)に0―7で敗れた。序盤に先制を許し、小刻みに得点される展開となり、打線も抑え込まれた。目標のベスト8進出はならなかったが、春夏通じて初めての甲子園で1勝を挙げ、聖地に和歌山東の新たな歴史を刻んだ。

 

【2回戦】

和歌山東 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
浦和学院 2 1 0 0 2 0 1 1 × 7

〔和〕麻田、田村―瀬村、高野〔浦〕宮城、浅田、金田―高山▽本塁打=金田(浦)▽二塁打=伊丹、大内、小林(浦)

 

和歌山東は、1回戦で好投したエース麻田一誠がこの日も先発マウンドへ。制球が定まらず、1回の先頭打者から連打を浴び、1死二、三塁のピンチを迎えると、暴投とセンター返しの適時打で2点を奪われた。

麻田は2回にも2死三塁から暴投で失点。3、4回は走者を背負いながらも粘りの投球を見せ、守備陣も浅い中飛をダイビングキャッチするなど好守で盛り立て、無失点で切り抜けた。しかし、5回に本塁打で4点目を失い、1死一、三塁の場面で麻田は降板。田村拓翔にマウンドを譲った。

打線は、浦和学院のエース宮城誇南ら3人の投手に11三振を喫し、安打は瀬村奏威と田村が6回に放った2本のみ。四球などで出塁した走者も再三、盗塁を阻まれ、持ち味である機動力を発揮できなかった。

和歌山東の米原寿秀監督は「変化球の見極めができず、ボールになる球を全て振ってしまった。ベスト8という目標を達成できなかったので、また一からやり直しだと思う」と話した。

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