開幕マスクで完封勝利 市高出身ロッテ松川
和歌山市立和歌山高校からプロ野球ロッテにドラフト1位で入団したルーキー・松川虎生捕手(18)が25日、高卒新人として史上3人目の開幕マスクを勝利で飾る、67年ぶりの快挙を成し遂げた。
松川は8番捕手でスタメン出場。高卒新人の開幕マスクは2006年の西武・炭谷銀仁朗以来、16年ぶりで、勝利は1955年の大映・谷本稔以来となった。
ロッテの開幕投手は右のエース・石川歩。7回を3安打無失点に抑える好リードを見せた松川は、8回はゲレーロ、9回は市和歌山(当時は市和歌山商)の先輩である守護神・益田直也(32)=紀の川市出身=の持ち味を引き出し、完封リレーに導いた。
松川はプロ初安打こそ持ち越しとなったが、球史に残る鮮烈な一軍デビュー。益田との〝市高バッテリー〟で締めくくった勝利は、選抜高校野球でベスト8進出を懸けた一戦を控える市和歌山の後輩たちに、勇気を送ったはずだ。
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