色紙に方言で意気込み 和市アニメ大使就任

和歌山市の友ヶ島を舞台にしたテレビアニメ「サマータイムレンダ」の主要キャラクター小舟潮(こふね・うしお)さんの市アニメ観光大使の就任式が24日、市役所であった。漫画原作者で市出身の田中靖規(やすき)さんが色紙に描いた、潮さんのイラストがお目見え。就任の〝決意″を語った。

式には、潮さんの162㌢等身大パネルと声優の永瀬アンナさんがオンラインで参加。尾花正啓市長が漫画連載元の集英社関係者に委嘱状を手渡した。会場に置かれた田中さんの色紙には、観光大使のたすきをかけたガッツポーズ姿の潮さんのイラストを描写。和歌山弁によるふきだしで「小舟潮です 私が観光大使ってめっちゃキンチョーすらァ でもがんばるでー 和歌山の魅力、ドンドン伝えていかよ」と意気込みが書かれている。

オンラインで永瀬さんは「アニメでも和歌山弁を話すので特訓しています」と
語り、通常の関西弁とは微妙に違う和歌山弁の難しさを指摘。尾花市長は「アニメ放送も始まる。和歌山の良さをPRしてもらいたい」と期待を込めた。

サマータイムレンダは田中さんが2021年2月まで「少年ジャンプ+」で連載した漫画。同名のアニメ番組は来月14日から放送開始される。登場人物が和歌山弁をしゃべり、市の町並みや名物なども登場。明るいキャラクターの小舟潮さんは市の魅力発信にふさわしいとして今回起用が決まった。市では、市役所などにアクリル製の等身大パネルを展示して大使就任をPRする。

色紙やパネルと一緒に記念撮影する尾花市長㊧ら

色紙やパネルと一緒に記念撮影する尾花市長㊧ら

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