盟友対決が実現 小久保(明秀日立)家も観戦

市和歌山と対戦した明秀日立(茨城)。7番打者で出場した小久保快栄(かいえい)三塁手(3年)は、和歌山市出身で福岡ソフトバンクホークスの2軍監督・小久保裕紀さん(50)のおいにあたる。父の隆也さん(48)も智弁和歌山の投手として2度甲子園に出場し、青学大、ホンダでプレーした。市和歌山の米田天翼(つばさ)投手と大池悠太一塁手(3年)とはボーイズリーグ和歌山選抜の元チームメートでもある。この日、母の通子さん(45)、弟の成逢(せいあ)君(13)も甲子園へ応援に駆け付け、スタンドから声援を送った。

東京都板橋区出身の快栄君は、「東京に入りたいチームはない。和歌山で野球がしたい」と、中学校の進学先は和歌山の西和中学校を選んだ。県内にある隆也さんの実家に住み込みながら、隆也さんと小久保2軍監督も在籍した「和歌山ボーイズ キングタイガース」に所属。2019年にはボーイズリーグ和歌山選抜に選ばれた。

米田投手とは今もSNSで交流があり、試合前には互いの健闘を誓い合ったという。盟友米田投手との対決を「とても楽しみにしているようだった」と通子さん。よく知っている選手だけに心境は複雑だろうが、「聖地で対決するからには絶対に負けたくない」と意気込んでいたという。

盟友対決は、4打数2安打で快栄君に軍配が上がった。

応援に駆け付けた小久保快栄選手の母通子さん㊨と弟の成逢君

応援に駆け付けた小久保快栄選手の母通子さん㊨と弟の成逢君

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