週末新規感染570人 クラスター3件拡大続く

和歌山県が9、10日の週末に発表した新型コロナウイルスの新規感染者は570人で、前週の同じ土・日曜に比べ36人の増加となった。感染拡大の傾向が続いており、新たなクラスター(感染者集団)認定は3件だった。

9日の新規感染者242人の保健所管内別内訳は、和歌山市81人、海南13人、岩出48人、橋本24人、湯浅8人、御坊18人、田辺36人、新宮14人。

10日の新規感染者328人の保健所管内別内訳は、和歌山市183人、海南8人、岩出31人、橋本20人、湯浅4人、御坊26人、田辺35人、新宮21人。

285例目のクラスターとなったのは橋本管内の病院で、医師7人が感染。これまでに同院の患者に陽性は確認されていないが、今後広がるようであれば、県は施設名の公表を検討するとしている。

286例目は田辺管内のグループホームで、陽性者は入所者3人と職員2人。287例目は御坊管内の運動クラブで、小中学生13人が感染した。

直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、10日時点の県全体が195・9人で、前日より7・3人増加。保健所管内別でも2月14日以来55日ぶりに全てで100人を超えた。県内の感染者は累計3万923人。入院者数は208人、重症者は県基準で6人、国基準では該当者なし。肺炎患者は23人、病床使用率は34・8%、ホテル療養を含む待機者は1299人。

県福祉保健部の野㞍孝子技監は医療関係者に対し、「症状があれば勤務をしないよう改めて啓発したい」と述べた。

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