海南市議選きょう告示 18議席に22人予定

任期満了に伴う海南市議選が17日に告示される。今回から2減の定数18に対し、現職16人、元職1人、新人5人の計22人が立候補を予定しており、4人オーバーの選挙戦突入が確定的。人口減少対策やコロナ禍での地域経済の立て直しなど、山積する地域の課題にどう対応するか、論戦が注目される。

旧海南市と下津町が合併後、5回目となる今回の市議選は、3月の立候補者説明会までに4人が引退を表明。

定数は、人口減少などを理由に前回までの20から18に削減。市の中心部出身の立候補者が多く、地方が抱える問題が行政に届くのか心配する声もある。

立候補を予定しているのは現職が議席順に、瀨藤幸生(68)=共産・溝ノ口・1回=、森下貴史(56)=公明・下津町下津・2回=、中家悦生(60)=公明・椋木・4回=、和歌真喜子(63)=共産・船尾・1回=、岡義明(66)=共産・藤白・4回=、川崎一樹(65)=無所属・重根・3回=、上村五美(61)=維新・名高・1回=、黒原章至(57)=無所属・阪井・4回=、川口政夫(62)=無所属・下津町下津・4回=、東方貴子(59)=無所属・冷水・2回=、池原弘貴(52)=無所属・黒江・1回=、宮本憲治(51)=、無所属・藤白・4回=、栗本量生(79)=無所属・且来・4回=、榊原德昭(73)=無所属・大野中・4回=、米原耕司(55)=自民・日方・2回=、杉本博美(48)=無所属・黒江・1回=の16氏。

元職は寺脇寛治(74)=無所属・下津町塩津=の1氏。

新人は五十音順に熊野愛子(45)=維新・名高=、田村秀明(68)=無所属・日方=、橋爪大輔(39)=無所属・船尾=、古田充司(50)=無所属・阪井=、溝口恵敬(65)=共産・名高=の5氏。党派別では無所属13人(うち新人3人)、共産4人(同1人)、公明2人、維新2人(同1人)、自民1人となっている。

立候補の届け出は17日午前8時半~午後5時、南赤坂の市役所で受け付ける。投票は24日午前7時~午後7時(一部は6時)、市内47カ所で行われる。

3月1日現在の有権者数は4万2561人(男1万9642人、女2万2919人)。

市役所前に設置された立候補者のポスター掲示板

市役所前に設置された立候補者のポスター掲示板

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