減少傾向もGWに警戒 新規感染は212人

和歌山県は22日、県内で新たに212人が新型コロナウイルスに感染し、前週の同じ金曜より115人減少したと発表した。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は188・2人(前日比12・4人減)で4日連続の減少となり、11日ぶりに200人を下回った。県福祉保健部の野㞍孝子技監は「今週は減少傾向とみていい」としながらも、ゴールデンウイークを前に感染予防対策の徹底を改めて求めた。

212人の保健所管内別内訳は、和歌山市105人、海南13人、岩出16人、橋本18人、湯浅17人、御坊12人、田辺13人、新宮16人、県外2人。

新規クラスター(感染者集団)は1件を認定。310例目は田辺管内の病院で、入院患者2人と看護師5人が感染した。

県内の感染者は累計3万4228人。入院者数は177人、重症者は県基準で9人、国基準で1人、肺炎患者は19人、病床使用率は29・6%。ホテル療養を含む待機者は1460人。

野㞍技監は、減少傾向の理由として、年度替りの人の動きが一段落し、感染拡大の要素が減ったことを挙げた。一方で高齢者施設などに感染が持ち込まれる例が増えているとし、注意を呼び掛けた。

「今週は減少傾向」と野?技監

「今週は減少傾向」と野㞍技監

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