減少も油断できず 連休4日間で564人が感染

大型連休中の2~5日の4日間に和歌山県が発表した新型コロナウイルスの新規感染者は564人で、前週の同じ曜日に比べて319人減少し、新たなクラスター(感染者集団)認定は2件だった。

564人の保健所管内別内訳は、和歌山市264人、海南24人、岩出62人、橋本61人、湯浅41人、御坊26人、田辺52人、新宮26人、県外8人。

328例目のクラスターは紀の川市役所で、職員8人が感染。不特定多数の市民と接触する業務はなかった。329例目は湯浅管内の小学校で、児童5人の陽性が確認された。

直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、5日時点の県全体が124・2人(前日比9・0人減)で、6日連続の減少となった。

県内の感染者は累計3万6716人。入院者数は124人、重症者は県基準で6人、国基準の該当者はなく、肺炎患者は10人。病床使用率は20・5%、ホテル療養を含む待機者は936人。

感染者数の減少は続いているが、連休に伴い検査数が減っているため、県は楽観視できないとしている。県福祉保健部の野㞍孝子技監は「オミクロン株のBA・2への置き換わりが進んでおり、油断はできない」と述べ、引き続き基本的な感染対策を徹底し、症状があれば早期に医療機関を受診するよう呼び掛けた。

 

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