デイサービス「ケアチーム大河」が9周年
和歌山県海南市名高にある地域密着型デイサービスの「ケアチーム大河」は、4月2日に9周年を迎えました。(写真はケアチーム大河提供)
同施設内には、釣り堀やパチンコルームなどがあり、オンリーワンを目指した他にはない自己意欲向上型サービスを取り入れています。
「第2の家」をモットーに、利用者の趣味や特技を生かしたリハビリが特徴的。代表取締役の前田俊和さん(46)は「やらされているよりも自らがやりたいと目標に向かうことが一番のリハビリ」だと話します。
脳梗塞で右半身が不自由になった利用者が、「もう一度パチンコをやりたい」と言ったことがきっかけで、パチンコ・スロット台を譲り受け導入。利用者は「懐かしい」と涙を流して喜び、意欲的にリハビリに励んだといいます。その後、右手も上がるまでに回復していったと振り返ります。
他にも、施設前の海水が流れる水路を活用し、釣りをしたり、プランターで農作物を育てたり、カラオケを楽しんだりと、利用者はそれぞれ好きなことをして過ごします。
古民家だった施設内も、あえて段差を残し、手すりを付けただけの工夫や、介護スタッフの手を借り、昔ながらの深い浴槽に入るなど、日常の動作の中で自然に体を鍛えることができる施設です。
利用者の大半は1人暮らしの高齢者のため、前田さんは「家にいると喜んだり悔しがったりと感情を出す機会が少ない。ここではどんどん感情を出してほしい」、「家で過ごすような感覚で、人と触れ合い、コミュニケーションがとれる場所になれば」と、今後も地域とともに歩んでいきたいと意欲的です。
【ケアチーム大河】海南市名高474▽℡073・483・6066

認知症予防にも効果的なパチンコ
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