連休後半から感染拡大続く クラスター3件
和歌山県は17日、県内で新たに278人が新型コロナウイルスに感染し、前週の同じ火曜より40人増加したと発表した。新規クラスター(感染者集団)は3件を認定した。
278人の保健所管内別内訳は、和歌山市154人、海南3人、岩出35人、橋本13人、湯浅19人、御坊14人、田辺27人、新宮12人、県外1人。
357例目のクラスターは御坊管内の保育所で、園児4人と職員1人が感染。358例目は橋本管内の老人福祉施設で、入所者6人の陽性を確認。359例目は和歌山市の病院で、入院患者11人と退院した患者1人、職員5人が感染した。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が194・0人で、前日より4・3人増加した。
県内の感染者は累計3万9673人。入院者数は181人、重症者は県基準で4人、国基準の該当者はなく、肺炎患者は13人。病床使用率は29・5%、ホテル療養を含む待機者は1514人となっている。
県福祉保健部の野㞍孝子技監は「連休後半からの感染拡大はまだ続いていると認識している」と述べた。医療・福祉現場でのクラスターも相次いでいることから、従事者は軽くても症状があれば出勤せず、受診するよう呼び掛けた。
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