熱中症対策など推進 和市と大塚製薬が協定

和歌山市と大塚製薬㈱(東京都、井上眞代表取締役社長)は20日、健康増進や熱中症対策、青少年育成、スポーツ振興に関する4項目で包括連携協定を締結した。同社は同日までに、全国47都道府県の他、524の市町村と同種の協定を結んでおり、県内では橋本、御坊、岩出、田辺の各市に続いての締結。

同社によると、具体的な取り組みは今後協議しながら決定していくとした上で、熱中症対策の一つとして注意喚起を促すことが必要とし、「熱中症対策アドバイザー養成講座」を市民に無料受講してもらう取り組みを挙げた。同講座は「熱中症予防声かけプロジェクト」が主催し、環境省が後援。同社が協力している。

また、少しでも熱中症リスクを軽減できるよう、同社が自治体の職員向けに提供している健康コンテンツの活用なども挙げた。

市役所で行われた締結式には尾花正啓市長、同社ニュートラシューティカルズ事業部関西第一支店の吉田卓史(たかし)支店長らが出席し、協定書に署名した。尾花市長は「これまでもジャズマラソンなど、さまざまな支援を頂いている。ぜひこれからもよろしくお願いします」とあいさつ。

吉田支店長は「協定を結んだことでやり取りがしやすくなったので、一人でも多くの方に興味を持っていただけるよう、課題別に協議を進め、要望に合わせて持っているコンテンツを提供していきたい」と話した。

大塚製薬の商品を手に笑顔の尾花市長㊧と吉田支店長

大塚製薬の商品を手に笑顔の尾花市長㊧と吉田支店長

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