和商が大阪桐蔭に完敗 春の高校野球近畿大会

春季近畿地区高校野球大会の1回戦2試合が22日、和歌山市毛見の県営紀三井寺公園野球場で行われた。第1試合は和歌山商業が今春センバツ優勝校の大阪桐蔭(大阪)と対戦。0―9で完敗した。

和歌山商
大阪桐蔭 ×

(7回コールド)

〔和〕木村、小川、―竹本〔大〕川原、川井―松尾、砂川▽本塁打=松尾(大)▽二塁打=大松(和)、伊藤、谷口(大)

和歌山商業は1回裏、大阪桐蔭の3番松尾に左翼へ2点本塁打を浴び、先制を許した。

先発に抜擢された和歌山商業1年の木村健太郎は2回裏には、9番川原の出塁から上位打線に捕まり、2回45球で降板。3回裏から小川侑汰に交代となった。「1巡目は抑える自信があった」と話したように強打の大阪桐蔭打線に対して走者を背負いながらも4回裏まで0で抑えた。2巡目となった5回以降は3失点。試合後、小川は「継投を告げられていたので肩の準備はできていた。0で抑えた回もあるので自信になった」と振り返った。

敗れた和歌山商業の田中誠藏監督は、大阪桐蔭の印象について、攻守に隙がなく王者の貫禄があったと話し、「小川はスライダーのキレがあり制球も良かったが、投内連携で細かいミスが目立った」と課題も浮き彫りとなった。

22日の第2試合の結果は次の通り。28日の第2試合はセンバツ決勝戦と同じ顔合わせとなる。

◇第2試合

奈良大付
近江 ×

【28日試合予定】(同球場)
第1試合=智弁和歌山―報徳学園(兵庫)、午前10時◇第2試合=大阪桐蔭(大阪)―近江(滋賀)、午後0時半

収穫の投球となった小川

収穫の投球となった小川

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧