救助訓練の成果披露 県内17消防本部技術会
和歌山県消防長会(𠮷野楠哉会長)は1日、和歌山市加太の県消防学校で「第50回県消防救助技術会」を開き、県内17の消防本部の消防職員延べ250人が日頃の訓練の成果を発揮するため、個人・団体合わせて7種目に分かれて救助技術を競い合った。
県内の消防本部と競い合い、学び合うことで救助技術の向上と、他の模範となる消防救助隊員を育成することが目的で、毎年開催されている。
種目は、ロープブリッジ渡過、はしご登はん、ほふく救出、ロープ応用登はん、ロープブリッジ救出、障害突破、引揚救助。安全確保が十分に保たれているかを第一に、タイムを競った。
今大会で5回目の出場となった那賀消防組合消防本部の西川大稀消防副士長(26)は、「緊張感を保つには、現場以外で、気力、筋力、体力を養う必要がある。大会は、他の消防隊員と交流できるので、良い刺激の場になっている」と話した。
成績上位者は7月29日に京都市で開かれる第50回消防救助技術東近畿地区指導会、8月26日に東京都で開かれる第50回全国消防救助技術大会に県代表として出場する。結果は次の通り。
【全国大会出場】
ロープブリッジ渡過=①那賀(組)消防本部▽はしご登はん=①和歌山市消防局▽ロープ応用登はん=①海南市消防本部▽ほふく救出=①日高広域(事)消防本部
【東近畿大会出場】
障害突破=①那賀(組)消防本部②和歌山市消防局▽ロープブリッジ救出=①有田市消防本部C②有田市消防本部B③和歌山市消防局B④那賀(組)消防本部A▽引揚救助①新宮市消防本部②田辺市消防本部
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