市長選出馬の𠮷本氏が辞職 和歌山市議会

和歌山市議会6月定例会が9日、開会した。8月の市長選に立候補を表明している𠮷本昌純市議(65)が7日付で辞職したことが報告された他、副議長選が行われ、中塚隆氏(65)=公明党市議団=が就任した。

本会議の冒頭、16日に死去した松井紀博市議に対して黙とうが行われ、議場内の松井氏の席には花が供えられた。

𠮷本氏の辞職により、市長選(8月14日告示、21日投開票)と同時に行われる市議補選の欠員は2となる。

中塚副議長は2007年4月の市議選で初当選し、4期目。建設企業委員会や地震等災害対策特別委員会の委員長などを歴任している。

市当局は今定例会に、総額43億3703万円を増額する2022年度一般会計補正予算案3件をはじめ議案19件、報告関係10件、承認関係1件などを提出。新型コロナウイルスの影響を受けている市内の飲食店や小売店を支援し、消費を喚起するため、スマートフォンで使えるデジタル形式のプレミアム付き商品券を発行する事業などを盛り込んでいる。

開会あいさつで尾花正啓市長は、本復旧した六十谷水管橋の通水が始まり、仮設管の設置により通行止めになっていた六十谷橋の通行が15日に再開することなどを報告。紀の川北部地域への新浄水場の整備や送水管の複線化などの検討を進めるとし、「安心安全の住み良いまちづくりに取り組む」と述べた。

6月議会は27日までの19日間。13~16日に一般質問、17、20~23日に常任委員会が行われる。

 

中塚副議長

 

開会した和歌山市議会6月定例会

 

故松井市議に黙とうする市議ら

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