𠮷本前議長を支援へ IR反対の市民団体
和歌山市へのカジノを含む統合型リゾート(IR)誘致に反対してきた市民団体「ストップ!カジノ和歌山の会」は12日、市内で集会を開き、任期満了に伴う市長選(8月14日告示、21日投開票)で𠮷本昌純前市議会議長(65)を支援する方針を確認した。
集会は「やったー!! カジノストップ これからの和歌山を考える集い」と銘打ち、紀三井寺の南コミュニティセンターで開催。県のIR誘致計画は4月の県議会で否決されたが、国の追加公募があった場合の再挑戦に推進派が言及していることなどから、同会は「火種を残さない運動」が必要とし、今後の選挙でIR反対派の当選を目指す活動をしていく。
同会や「カジノ誘致の是非を問う和歌山市民の会」メンバーらは新たな市民団体「市民の声が届く市長をみんなで選ぶ会」(共同代表=豊田泰史氏、島久美子氏)を立ち上げ、𠮷本氏と協議。和歌山へのIR誘致計画を完全になくすこと、市の将来を左右する問題で意見が二分した場合には住民投票も実施することの2点を基本政策として確認した。
12日の集会であいさつした𠮷本氏は、県の誘致計画に対する市の同意を決める市議会の議決の際、人の痛みに寄り添う「心の政治」を掲げる自身の政治信条から反対したと説明。「市を二分するような計画が出てきた場合には、皆で考える、市民総参加の市政をお誓いする」と話した。市長選には𠮷本氏と、IR誘致を推進してきた現職の尾花正啓氏(69)=2期目=が立候補を表明している。

「ストップ!カジノ和歌山の会」の集会であいさつする𠮷本氏
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