きとら農園が大賞 わかやま環境賞決まる

環境保全活動に取り組む個人や団体を表彰する第21回わかやま環境賞」の受賞者が決まり、和歌山県有田川町清水地域でぶどう山椒や桑の葉茶の生産や加工販売を行っているきとら農園(新田清信代表)が最優秀に当たる「わかやま環境大賞」に選ばれた。

2002年に創設された賞で、環境保全に関する意識の高揚と行動の促進を図るため、優れた環境活動を行っている団体などを表彰している。

きとら農園は清水地域の特産物であるぶどう山椒を有機栽培。桑の葉茶の加工では農薬肥料不使用の桑を原料とし、洗浄には伏流水、乾燥には間伐材を使用するなど、極めて環境負荷が少ない製法で加工している。

今回の表彰は、荒れた里山を園地として再生し、有機栽培でのぶどう山椒生産や無農薬で循環型の桑の茶葉作りを行っている点などが評価の対象となった。

新田代表(40)は「素晴らしい賞を頂き、とても光栄です。今後も環境に配慮した農業に取り組んでいきます」と喜んでいる。

この他、わかやま環境賞は伊都・橋本地球温暖化対策協議会(橋本市)、楠見西小学校(和歌山市市小路)、大塔地球元気村実行委員会(田辺市)の3団体、特別賞は上富田町の中松キミヨさんに贈られる。

表彰式は29日午前11時から、県庁本館4階正庁で行われる。

 

ぶどう山椒畑で喜びの新田代表

 

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧