際立つ迫力や美 ハッセルブラッド写真展
スウェーデン製のカメラ「ハッセルブラッド」の愛好者でつくる「和歌山ハッセルブラッド・フォトクラブ」(小川隆司会長)の第29回展が19日まで、和歌山市湊通丁北のホテルアバローム紀の国2階ギャラリー龍門で開かれている。
新型コロナの影響で展覧会の開催は3年ぶり。ハッセルブラッドは、正方形のフォーマットとドイツのカール・ツァイス社のレンズによるきめ細やかな質感、鮮やかな立体感のある表現が魅力。
小川会長の他、上西禎一さん、上田耕臣さん、田中康裕さんの計4人がフィルムやデジタルで写した国内外の風景26点を出品している。
作品は、さびの美しい色彩や質感を写したもの、青空に映える赤色のバラ、緑の棚田、火山と氷河がつくるアイスランドの大自然など。
地中から勢いよく吹き上がる間欠泉のしぶきを捉えた一枚や、黒い砂浜と白い波の美しいコントラストを写した作品に、訪れた人は「迫力あるなぁ」「こんな場所見たことない」と驚きながら見入っている。
会員の一人で、父親のカメラを受け継ぎ、愛用する上田さん(70)は「このカメラでしか出せない発色のダイナミックさ、奥行き、立体感、表現力がありますね」とにっこり。「コロナ禍、狭小な世界で閉じこもった生活をされていた方も多いはず。写真を通じて、広い空間や自然を感じていただければうれしいです」と話している。
午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。

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