世界に一つの漆器 うるわし館で蒔絵を体験

和歌山県海南市船尾にある紀州漆器協同組合(冬野泰生理事長)が運営する、紀州漆器伝統産業会館「うるわし館」では、600年以上にわたり受け継がれてきた紀州漆器の伝統技、蒔絵(まきえ)の絵付けが体験できます。

紀州漆器は日本三大漆器の産地の一つ。江戸時代、紀州徳川家のもとで全国有数の漆器産地として栄えてきました。

蒔絵は、漆器の表面にのり代わりになる漆で絵を描き、その上に金や銀の粉をまき、絵模様をつけること。体験では、漆の代わりにカシュー塗料を使用し、赤金や青金、緑色など7色の粉で蒔絵に挑戦できます。

丸盆や小判盆、弁当箱にサクラやボタン、金魚などの絵柄に、単色使いやグラデーションなどで好みの色の粉を乗せていきます。日付やサインを添えれば、オリジナル漆器の出来上がり。仕上がった作品は、当日お土産として持ち帰ることができます。小学生以上が体験でき、個人から修学旅行や社会見学などの団体まで、さまざまな人が楽しめます。

撮影コーナーもあり、同館スタッフ手作りのパネルや作品を手に、旅の思い出として記念撮影ができます。担当者は「体験を通して紀州漆器を知ってもらえたら」と話しています。

同館1階には、普段使いのできる食器など紀州漆器がずらりと並んでいます。2階には明治時代の漆器や古い道具、びょうぶなどの大きい作品が並ぶ資料展示室もあります。

体験開催日時は、個人=土・日曜(午後1時~3時)、10人以上の団体=毎日(午前10時~午後3時)。いずれも要予約。

【うるわし館】海南市船尾222▽℡073・482・0322▽見学時間=午前10時~午後4時半▽休館日=盆、年末年始

伝統技、蒔絵(まきえ)の絵付けが体験できる(紀州漆器組合提供)

伝統技、蒔絵(まきえ)の絵付けが体験できる(紀州漆器組合提供)

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