熱中症搬送2・5倍 和市で6月から急増

観測史上最も早く梅雨が明け、首都圏を中心に記録的猛暑が続く中、和歌山市内で熱中症による救急搬送の件数が急増し、昨年の2・5倍となっている。

市によると、ことしの熱中症救急搬送数は6月29日現在48人で、昨年より29人多い。特に6月に入って40人(昨年14人)と急増し、27、28日は各6人が救急搬送された。

例年は7月から救急搬送数が増加し、8月にピークを迎える。尾花正啓市長は30日の定例記者会見で、6月から急増していることに危機感を示し、「今後さらに警戒してもらいたい」と話した。

市は、熱中症警戒アラート発表時は運動をやめ、暑さを避け、喉が渇いていなくてもこまめに水分補給すること、エアコン使用中もこまめな換気が大切であることなど、熱中症に関する知識を深め、予防することを呼び掛けている。

また、支所・連絡所やコミュニティセンターなど市内56カ所に「熱中症予防ひとやすみ所」を設けており、外出時の休憩に利用できる。

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