安全な暮らしへ 公衆電話会が子ども手帳
公益財団法人日本公衆電話会は6日、和歌山市内の小学4年生に、事故や犯罪、災害からの身の守り方、困っている人を助ける方法などをまとめた「こども手帳―ぼくも、わたしも社会の一員」を寄贈した。
こども手帳は、①事故を起こさないこと②犯罪から身を守ること③災害(地震・火事・台風)から身を守ること④みんなで支えあうこと⑤インターネットを正しく使うこと⑥エコをこころがけること――の6章からなり、子どもたちが社会の一員として気持ちよく生活するために知っておいてほしいことがイラストを使って分かりやすく書かれている。災害で電話がつながらなくなった時のために、公衆電話の使い方の解説もある。
市内の小学校・義務教育学校53校の4年生を対象に3239冊を市教育委員会に寄贈。受け入れと感謝状の贈呈が市役所で行われ、同会和歌山支部の西原喜三支部長が阿形博司教育長に目録を手渡し、阿形教育長は感謝状を贈った。
西原支部長は「子どもが自ら考えて行動できるようになるために活用してほしい」と話し、阿形教育長は「楽しく学べる内容になっている。夏休みを前にした今、親子で安全について考えるきっかけに生かしたい」と感謝した。
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