猛暑で人気 海南「魚万氷室」のかき氷
暑い日が続き、いよいよ夏本番。和歌山県海南市船尾の氷屋の魚万(うおまん)氷室には「氷」と書かれたのぼりがかかり、涼を求める人で連日にぎわっている。店頭で氷を削る店主の北畑末晴さん(72)は「熱中症にならないようにかき氷で体を冷やしてください」と笑顔で話す。
同店は約90年続く老舗氷屋。夏のイベント時や近隣の飲食店から注文が入る。20年ほど前から店頭でかき氷(250円)を提供している。多いときで一日約350個売れるといい、人気の理由は、ふわふわで柔らかい食感、さらに見た目の大きさ。
高さ20㌢以上になるカキ氷は、北畑さんの熟練の成せる技で削られ、絶妙な加減で盛り付けられる。一口食べれば口解けの良い氷に汗がすっと引いていく。
イチゴや青リンゴなど味は11種類。ミカン味は、見た目も鮮やかなビタミンカラーで元気をもらえる。抹茶にあずきのトッピングも好評。子どもから高齢者まで笑顔になり、地域に愛されている。北畑さんは「9月いっぱい営業しています。お待ちしています」とにっこり。
営業時間は正午~午後5時。定休日は水曜。
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