シード和商敗れる 神島にリードも継投崩れ

第104回全国高校野球選手権和歌山大会4日目が14日、和歌山市毛見の県営紀三井寺公園野球場で行われ、第1試合でシード校の和歌山商が神島に5―8で敗れた。

試合は3回表に動いた。二死3塁の場面で失策し神島に先制を許したが、四球で歩かせた一塁走者が飛び出しタッチアウトにし、相手に行きかけた流れを断った。

直後の3回裏、9番松尾が二塁打と相手の失策で好機をつくると、1番浦野の右犠飛で松尾が生還し同点に追い付いた。

4回裏には、無死2、3塁の好機で7番小川が2ランスクイズを成功させ勝ち越し。1番浦野の適時二塁打などでリードを4点に広げた。

5回表、和歌山商は4回61球を投じた塙に代わって谷野がマウンドに上がったが誤算だった。無死満塁のピンチを招き、連打され1点差まで詰め寄られた。

6回以降は両校譲らず、ゼロ行進が続いた。7回表一死の場面で投手を谷野から小川につないで逃げ切りを図ったが、9回表に逆転を許し敗退となった。

田中誠藏監督は、シード校としての役目を果たせなかったとし、「小川で打たれたらしょうがないと腹をくくっていた。悔しいの一言に尽きる」と話した。

【第1試合・2回戦】

神島
和歌山商

〔神〕岡野、藤内、笠松―中松、杉浦〔和〕塙、谷野、小川―竹本▽二塁打=小幡(神)、浦野2、松尾(和)

最後の打者となった竹本

最後の打者となった竹本

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