向陽が1得点、完封リレー 高校野球8日目

第104回全国高校野球選手権和歌山大会は8日目の20日、和歌山市毛見の県営紀三井寺公園野球場で2回戦が行われ、第1試合は向陽が南部龍神を1―0の接戦で下し、第2試合は和歌山工が橋本に3―2で勝利した。

 

8日目【第1試合・2回戦】

向陽 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1
南部龍神 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

〔向〕中井、向野―尾添〔南〕酒井一―駒宮▽二塁打=藤本(向)酒井一(南)

 

向陽は1回表、二死1、2塁で5番エース中井が右前適時打を放ち、藤本が先制のホームを踏んだ。その裏、中井の立ち上がりは、二死から連続四球で得点圏に走者を背負ったが、後続を打ち取りピンチを脱した。

4回表の向陽は、一死2、3塁の好機をつくるも後続が倒れ、追加点は奪えなかった。

両校とも投手が好投を見せ、好機の少ない息詰まる投手戦となったが、左腕中井と右腕向野の完封リレーで1点を守り切った向陽に軍配が上がった。

白樫和久監督は中井の投球について、「立ち上がりを心配していたが、守備に助けられて乗り切ることができた」と、無失策の守備陣ともどもたたえた。打線については、「好機でスクイズを決めることができないなど中途半端な攻撃になってしまった。次の智弁戦では課題をしっかり修正して臨みたい」と話した。

 

先制の本塁を踏みガッツポーズの藤本(向陽)

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