和歌山東が4強 市高とのセンバツ対決制す

第104回全国高校野球選手権和歌山大会13日目の準々決勝が25日、和歌山市毛見の県営紀三井寺公園野球場で行われ、和歌山東が市和歌山との今春センバツ出場校同士の対戦を3―0で制し、2年連続5回目の準決勝進出を決めた。

13日目【第2試合・準々決勝】

和歌山東 0 0 1 0 0 0 0 2 0 3
市和歌山 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

〔和〕田村、麻田―辻、高野〔市〕淵本、米田―松村▽二塁打=辻(和)寺田(市)

和歌山東が3回に二死1、3塁の場面で5番田村の左前適時打で先制。

市和歌山も3回に一死3塁の好機を迎えたが、1番松村の二ゴロの間に3塁走者が本塁でタッチアウトとなり、得点はならなかった。

その後、両者とも無得点が続いて迎えた8回、和歌山東が無死1塁の場面から、中軸の3連打で2点を奪い、リードを3点に広げた。

投げては、和歌山東の田村が5回途中まで81球無失点と好投。二死2塁と同点のピンチでエース麻田に交代した。麻田は後続を三ゴロに打ち取ってピンチを脱した。

市和歌山の淵本は6回76球1失点と粘りの投球で7回以降は米田に譲った。しかし米田はさらに2点を奪われた。それでも9回には、3人目の打者に対して自己最速となる球速150㌔を記録。最後は、スライダーで三振に仕留めた。

市和歌山の最後の攻撃は、和歌山東の麻田が3人で打ち取った。

和歌山東の米原寿秀監督は、先発の田村について、「落ち着いて試合に入ってくれた」と評価。投手をリードした辻、高野も「ミスすることなく良くやった」と喜んだ。守備に関しては、「足が止まっている場面もあった」と苦言。次戦に向けては、「気持ちのこもった野球をやるだけ」と意気込んだ。

3回無安打に抑えた麻田

3回無安打に抑えた麻田

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧