「紀州桃」も登場 柿本神社で風鈴まつり
和歌山県海南市日方の伊勢部柿本神社(塩﨑昇宮司)で紀州漆器の技法で塗られた色鮮やかな風鈴約200個を飾る「風鈴まつり」が開かれている。8月15日まで。
風鈴は2010年にまちおこしの一環で行われた「かいなん夢風鈴まつり」のために、漆器職人がガラス製の風鈴に漆塗りを施したもの。
ことしから、新たな2種類の風鈴が加わった。県名産の桃をイメージしたピンク色の「紀州桃」と、マリーナシティから眺める夕焼けをイメージした青色とピンク、ピンクの濃淡のグラデーションが美しい「夕暮れ」。同市にある箱屋の職人が手掛けた木製の短冊も風になびいている。
鳥居をくぐり階段前の境内に設置された風鈴は、大人の目線の高さに並び風鈴のトンネルを通り抜けるような感覚が楽しめる。塩﨑宮司(54)は「漆器の技法の風鈴は珍しい。伝統的な風鈴を見て涼を感じてもらえたら」と話している。紀州桃と夕暮れの風鈴は社務所で購入できる。
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