和歌山ハーモニーズ日本一 女子学童野球
NPBガールズトーナメント2022・全日本女子学童軟式野球大会の決勝が5日、石川県の金沢市民球場で行われ、和歌山県選抜チーム「和歌山ハーモニーズ」が岐阜選抜ドリームスを7―1で下して初優勝を飾った。メンバー入りした那賀支部の那賀ジーターズと和歌山支部の和歌山シティスターズも歓喜の輪に加わり、胸には金色のメダルが輝いていた。
岐阜選抜ドリームス | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
和歌山ハーモニーズ | 1 | 0 | 1 | 3 | 2 | × | 7 |
〔岐〕古田、後藤、釜倉―戸谷〔和〕橋本、木下―中本
試合は、ハーモニーズが1回に一死3塁から犠打安打を成功させ1点を先制するが、直後の2回に同点に追い付かれてしまう。
3回には、本盗で勝ち越しを決めた。
4回、ジーターズの7番溝畑咲希(和佐6年)が左前安打で出塁すると、シティスターズの8番成瀬百華(鳴滝5年)も遊安打で好機を拡大。9番は空振り三振に打ち取られたが、一死1、2塁からジーターズの1番𠮷田陽名子(中貴志6年)が右前安打で待望の追加点を奪った。さらに、ジーターズの橋本咲生(岩出6年)が二死満塁の2ボールから低めの球を左翼へ打って二塁適時打で2点を奪い、主導権を握った。
5回にも、成瀬の無死1、3塁で一ゴロの間に走者が本塁にかえりダメ押し。成瀬は、「最低でも走者を本塁にかえすために右方向の打撃を心掛けた」と振り返った。池田友歩(紀伊6年)は打撃では目立たなかったが安定した守備でチームを盛り立てた。
投げては、橋本が5回途中63球2安打1失点と好投し、チームを日本一へと導いた。
今大会の転機となったのは、2日に石川県七尾市中島学童野球場第1球場で行われた準々決勝のオール宮城ブルーリボン戦。1点を追う6回、無死2、3塁で橋本が投ゴロの間に同点とすると、一死3塁で𠮷田が右前適時打を放ちサヨナラ勝ちを収めた。キーマンとなった𠮷田は「ここで逆転できなければ日本一の栄冠はなかったかもしれない」と喜んだ。
《和歌山ハーモニーズ》那賀支部・那賀Jeters=𠮷田陽名子(中貴志6年)、溝畑咲希(和佐6年)、橋本咲生(岩出6年)▽和歌山支部・Wakayama city stars=成瀬百華(鳴滝5年)池田友歩(紀伊6年)
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