感染防止に役立てて 花王が県に消毒液など

大手日用品メーカー、花王の和歌山工場(和歌山市湊)は、新型コロナウイルス感染症対策に役立ててもらおうと23日、同社の商品で手指消毒などに使用する消毒液や消毒シート、ハンドソープなど衛生関連商品、計1万1208個を県に寄贈した。

寄贈したのは、消毒液(200㍉㍑)2400個、詰め替え用消毒液(同)2400個、消毒液(350㍉㍑)840個、消毒シート552個、詰め替え用ハンドソープ(380㍉㍑)5016個。

地域貢献の一環として、花王がことしから取り組んでおり、和歌山工場を含む、全国の花王8工場が地元自治体などに寄贈している。

同日、寄贈品が入ったダンボール約500箱が県庁南別館に到着。県の職員ら約20人が一時保管場所となる会議室へと丁寧に運び入れた。

県企業振興課市場開拓班の志茂正幸主査は「大変ありがたい。十分に活用し、県内の感染予防対策に役立てたい」と感謝。

花王和歌山工場の担当者は「第7波に加え、これからインフルエンザの季節もやって来る。消毒や衛生面で役立ててもらえれば」と話していた。

寄贈品については、県内の県立学校全54校や、介護施設、児童養護施設などに順次配布するという。

 

和歌山工場から届いた約500箱の寄贈品

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