明るく元気に 和歌山ハワイアン協会10周年
和歌山にハワイ文化の魅力を伝えようと設立された和歌山ハワイアン協会(岡本広子会長)の10周年記念コンサートが9月10日午後1時から、和歌山市七番丁の和歌山城ホール大ホールで開かれる。岡本会長(83)は「10年の重みをしっかり感じながら踊る人も見る人も楽しんでほしい。コロナに負けないで明るく楽しく元気いっぱいに前に進みたい。マハロ!(感謝)」と話している。
同協会は2011年に和歌山ハワイアン・フラ協会として設立。16年に現在の名称に変更した。現在はハワイアンフラの教室や、音楽、雑貨、ロミロミ(ハワイ伝統のマッサージ)など9団体、約230人が所属。今回のコンサートには同市や岩出市など七つのフラ教室から約120人が参加する。
岡本会長は約30年前フラに出合い、東京や大阪、ハワイにまでレッスンに通い、地元和歌山に教室を開いた。現在、指導する教室では60歳から77歳の15人がフラを楽しんでいる。
フラは音楽や振り付けの一つひとつに意味が込められている。岡本会長の教室に11年通っている浦野君子さん(77)は「体幹が鍛えられていないときれいに踊れないので、下半身を鍛えている」と伸びのあるポーズを見せた。川端香代子さん(60)は「フラを続けて10年。きれいな音楽で体を動かすのは気持ち良くて癒やされる」と笑顔。
今回のステージは、全ての人の幸せを願った伝統的なフラ「カラニ・カウィカ」で幕開け。ハワイを代表する曲として世界中で親しまれている「アロハオエ」の他、同教室のメンバーが習得するのに2年半かかったという「カハラオプナ」など34曲に合わせ、披露する。
無料。問い合わせは岡本会長(℡090・2114・4709)。
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