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埴輪王に橋本さんら　第13回HANI―１表彰式

オリジナル埴輪（はにわ）のトップを競う和歌山県立紀伊風土記の丘の「第１３回ＨＡＮＩ―１（ハニワン）選手権」の表彰式が、和歌山市岩橋の同施設で行われ、来場者の人気投票で選ばれた〝埴輪王〟４点など入賞作品が表彰された。

作品は７５０㌘の粘土（ヘビー級は２倍の１・５㌔）で作られ、５～６月に同施設で開かれた体験教室の参加者が完成させた。今回は小学生以下の部６０点、中高生の部２点、一般の部３３点、ヘビー級の部１０点の計１０５点がエントリーし、来場者の投票を受け付けた。

投票には４９２人が参加し、埴輪王には、小学生以下の部が「ひまり」さんの「がんばれ日本！」（８８票）、中高生の部が「ケチャップライス」さんの「玉ねぎの出来損ない」（３６４票）、一般の部が「Ｌｉｒｉｏ」さんの「Ｐｅａｃｅ」（６９票）、ヘビー級の部が「ハニワニワファミリー」さんの「ハニＷＡになっておどろう！」（１８５票）が決まった。

表彰式は、同施設職員が古代人の装束で盛り上げ、中村浩道館長が賞状と、作品をプリントしたオリジナルクリアファイルを手渡した。

ヘビー級の部の埴輪王「ハニワニワファミリー」こと和歌山市の橋本菜穂子さん（４０）は、初出場した昨年から２回連続の栄冠となり、「まさかまさか、びっくりです」と驚きの笑顔を見せた。

「ハニＷＡになっておどろう！」は、大きなたき火を囲んだ人々が、踊ったり、楽器を演奏したりして楽しんでいる作品で、２人の子どもと一緒に「今の世の中のことを思い、平和を願って作りました」とのこと。「粘土を触るのは気持ちが良いですし、後に作品が残って楽しめるのもいいですね」と埴輪作りの魅力を話していた。