8日連続で減少 学校での感染拡大に警戒

和歌山県が1日に発表した新型コロナウイルスの新規感染者は1030人(うち見なし陽性40人)で、前週の同じ木曜に比べ987人減少した。70代と90代の2人の死亡が確認され、死者は累計213人。新規クラスター(感染者集団)の認定は2件だった。

新規感染者の保健所管内別内訳は、和歌山市467人、海南40人、岩出119人、橋本88人、湯浅76人、御坊55人、田辺124人、新宮61人。

亡くなったのは、新宮管内の90代女性と和歌山市の70代女性。いずれも基礎疾患で入院中に新型コロナに感染し、70代女性は直接の死因となった。

新規クラスターの場所と感染者数は、630例目が和歌山市の病院で入院患者12人と職員4人、631例目は岩出管内の有料老人ホームで入所者7人と職員4人だった。

直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が前日比106・8人減の984・3人で、8日連続で減少し、8月3日以来29日ぶりに1000人を下回った。

県内の感染者は累計11万7289人。入院者数は317人、重症者は県基準で62人、国基準の該当者は6人、肺炎患者は75人。病床使用率は58・2%。自宅やホテルでの療養者は8883人。

県福祉保健部の野㞍孝子技監は、感染状況は減少傾向にあるとしながらも、小学校7クラスで新型コロナによる学級閉鎖が発生し、学校での感染事例が増える可能性を指摘。児童・生徒から保護者や家族が感染し、さらに拡大する恐れがあることから、基本的な感染予防対策を徹底するよう、改めて呼び掛けた。

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧