学校でリバウンド警戒 708人感染3人死亡

和歌山県が6日に発表した新型コロナウイルスの新規感染者は708人(うち見なし陽性28人)で、前週の同じ火曜に比べ304人減少した。60~100歳代の3人の死亡が確認され、死者は累計225人。新規クラスター(感染者集団)の認定は2件だった。

新規感染者の保健所管内別内訳は、和歌山市213人、海南47人、岩出124人、橋本52人、湯浅71人、御坊49人、田辺106人、新宮46人。

亡くなったのは、湯浅管内の60代女性、和歌山市の100歳代女性、海南管内の80代男性。60代女性は新型コロナが間接死因、他の2人は直接死因となった。

新規クラスターの場所と感染者数は、642例目が海南管内の病院で入院患者7人と職員12人、643例目は田辺管内の有料老人ホームで入所者4人と職員7人だった。

直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が前日比32・9人減の700・0人で、13日連続で減少した。

県内の感染者は累計12万1113人。入院者数は275人、重症者は県基準で57人、国基準の該当者は5人、肺炎患者は77人。病床使用率は50・5%。自宅やホテルでの療養者は6325人。

県福祉保健部の野㞍孝子技監は「減少傾向だが予断は許さない」とし、学校での新型コロナによる学級、学年閉鎖が増えていることから「リバウンドは十分あり得る」と注意を促した。

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧