自然が織り成す風景美 NP和が写真展
風景写真クラブ「NP(ネイチャーフォト)和(なごみ)」は12日まで、和歌山市小松原通の県民文化会館中展示室で第7回写真展を開いている。自然が織り成す多彩な美を切り撮った作品48点を楽しめる。
同クラブは、風景写真に特化した会として2014年に発足。現在は70歳代を中心に13人が所属している。
燃えるような晩秋のモミジを捉えた、隂地淳一さんの「錦秋」は鏡紅葉で有名な京都市の瑠璃光院で撮影した作品で、インクジェット用の和紙に印刷した。にじみが出て、水墨画のように味わい深い作品に仕上がっている。
また、小畑英三代表(75)は、小さな丘が連なる北海道・美瑛で、夕日に照らされ金色に輝く麦畑を撮影。「まさに一瞬の間」と話し、自然のグラデーションに包み込まれた瞬間を逃すまいとシャッターを切ったという。
この他、露光技術を使い、孤を描くように流れる星と躍動感ある雲を表現した森淳次さんの「流雲」や、カタクリソウなど、かれんな季節の花を撮影した東春美さんの作品なども並ぶ。
小畑代表は「なかなか遠出がしづらい時期なので、ここに来て自然風景を見て楽しんでいただければ」と来場を呼び掛けている。
午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。
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