わかやま新報は、和歌山市を中心とする和歌山県北部唯一の日刊新聞です。

総体・文化部で全国上位　高校生が知事訪問

全国高校総体と高校の文化系クラブの全国大会上位入賞者がこのほど和歌山県庁を訪れ、仁坂吉伸知事や宮﨑泉県教育長らに活躍を報告した。

７月２３日から８月２３日に開かれた高校総体では、県内８校８部３８人が３位以上の活躍を見せた。文化系クラブは、全国大会で５校５部３７人が上位３位内に入賞を果たした。

選手たちは仁坂知事らに、大会で勝ち上がった過程や全国の有力選手と対戦して感じたことなどを報告。第４９回全国高校少林寺拳法大会で優勝した橋本高校２年の坂本結衣選手に、仁坂知事は記念品を手渡した。

坂本さんは「決勝は、リラックスして自分の練習の成果を発揮することができたので良かった」と振り返り、仁坂知事から「リラックスすることでどんな効果がありましたか」と聞かれると「緊張して冷や汗をかき過ぎると演武中に滑ってしまうので、汗を最小限に抑えることができた」と答えた。

文化系クラブとの懇談では、ロボカップジュニア・ジャパンオープン２０２２けいはんなワールドリーグ、レスキュー・ライン部門で優勝した向陽高校の物理部ロボット班「Ｒｅｍｅｍｂｅｒ」の岸田健吾さんに仁坂知事から記念品が手渡された。

仁坂知事は高校時代、物理部で昆虫少年だったとし「それぞれの好きなことを一生持ち続けてほしい」とエールを送った。

上位入賞の選手は次の皆さん。

【ソフトテニス】〈女子団体〉①和歌山信愛＝江口咲礼紗・筒井萌水・福嶋愛里紗・長谷川美羽（以上３年）・岩元望美、岩元愛美・辻ひなの（以上２年）・浦山皐（１年）

【少林寺拳法大会】〈女子単独演武〉①坂本結衣（橋本２年）

【カヌー】〈男子スプリント・カナディアンシングル５００㍍、スプリント・カナディアンシングル２００㍍〉①濵本子龍（神島３年）《男子カヌースプリント・カナディアンペア５００㍍》①中山直大（同３年）、吉田朋矢（同２年）〈男子スプリント・カナディアンペア２００㍍〉②中山・吉田

【アーチェリー】〈女子個人〉②矢渡茜（県立和歌山３年）

【陸上競技】〈女子円盤投〉②阪本海月華（紀央館３年）〈女子走高跳〉③前西咲良（近大付属和歌山２年）

【レスリング】〈男子５５㌔級〉③嶋川潔生（和歌山北２年）

【少林寺拳法大会】〈女子規定組演武〉③松乃愛（神島３年）、小西杏奈（同３年）〈女子団体演武〉③神島＝髙松乃愛・小西杏奈・長尾涼花（以上３年）、岡本優奈・尾原玲菜・小田ありす・鈴木春那・亀山彩葉（以上２年）

【相撲】〈団体戦〉③箕島＝村山謙・森翔舞（以上３年）、和田真矢・新谷雄太朗・野田典雅・前田哉（以上２年）、臼田哲朗（１年）

【空手】〈男子団体組手〉③箕島＝梅本朔冬・妙中亮太・中井翔誠・中村寿輝（以上３年）、佐原優太朗・藤本将城（以上２年）、齋藤充歩（１年）

【高校総文】〈日本音楽〉優秀賞文化庁長官賞（２位）橋本＝高田彩愛・三島優依・西川千菜摘・上田真衣奈・尾崎弘太郎（以上３年）、吉田芽生・後藤香音・植木沙耶（以上２年）、長谷川稀久・藤田理恵・松岡瑠衣・松本莉奈・橿山実優・井本成美・岡北紗歩・渦居紅実・村上芽・板垣武・稲垣昊（以上１年）

【ロボカップジュニア・ジャパンオープン２０２２けいはんな】〈ワールドリーグ、レスキュー・ライン部門〉①向陽＝岸田健吾・團栗良太・吉川優冴（２年）

【全日本高校・大学生書道展】〈かな部門〉大賞＝矢野愛実・坂本莉子（桐蔭２年）▽団体③桐蔭＝矢野愛実・坂本莉子・小島果歩（同）

【全国パソコン技能競技大会】〈日本語ワープロ競技〉団体③和歌山商＝中川瑠華・池田賢人・丸山るな（以上３年）、北田翔麻・前田穂華・西野巧喜（以上２年）▽団体③那賀＝大田圭・川本貴也（以上３年）、川端琉生・髙田樹・廣田侑輝・室谷英汰（以上２年）