秋の城下で「おどるんや」 1000人が演舞

「おどるんや~第18回紀州よさこい祭り~」(NPO紀州お祭りプロジェクト主催)が18日、和歌山市の和歌山城の砂の丸、西の丸広場の2会場で開かれ、県内を中心に44チーム約1000人が華やかな演舞を披露した。

近年は、和歌山城周辺で「紀州おどり・ぶんだら節」と同日開催するなどしてまちを盛り上げてきたが、新型コロナの影響で2020年は中止。昨年からは、従来のパレードではなくステージ形式で規模を縮小して実施している。

この日は、色とりどりの衣装をまとった踊り子が鳴子や扇子を手に躍動感ある踊りで魅了し、観衆からは大きな拍手が送られた。

熊野古道をテーマにした楽曲で力強く踊った「海友会dance team楽舞和(らぶわ)」の林祐司さん(39)は、「ようやく祭りが帰ってきたという感じ。踊る人もそうでない人も集まって楽しめる、この空気感がよさこいの魅力。コロナが収まってくれれば、多くの人のリスタート(再始動)元年になるのでは」と笑顔で話していた。

鳴子を手に華麗に舞う踊り子たち

鳴子を手に華麗に舞う踊り子たち

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