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開かれた温かい県政に　岸本氏が事務所開き

１１月１０日告示、２７日投開票の和歌山県知事選に向けて前衆院議員の岸本周平氏（６６）の事務所開きが１０日、和歌山市屋形町で行われ、県内の市町村長や議会議員、各種団体代表ら約５００人が詰め掛けた。岸本氏は「開かれた温かい県政にしたい」と決意表明。知事選対応で一時揺れていた自民党の県内４国会議員も全員が顔をそろえ、圧勝目指して一致団結を誓った。

岸本氏は「和歌山は南へ行くと人口もまばらになり、ビジネス条件が大変厳しいが、３０代、４０代がいろんなことにチャレンジしている。ボランティアで頑張っている年配の人もいる。皆さんが草の根で頑張っている姿を拝見して、県庁がそういう皆さんのボトムアップを応援していきたい」と意欲。「県庁に入らせていただければ、できるだけ知事室ではなく、広く現場に行って、現場の声を聞きたい。そして皆さんが『やりたいんや』ということを県庁挙げて応援する」と力を込めた。

自民党県連会長の二階俊博衆院議員は「立派な知事候補を選ぶことができうれしく思う。県民と肌感覚で何でも話し合いができる、温かみのある県政にしてほしい。われわれは圧倒的な得票が得られるよう支援していこう」と呼び掛けた。世耕弘成党参議院幹事長はこれまでの岸本氏との親交を明かした上で「今回の知事選には紆余曲折もあったが、初めて堂々と岸本さんを応援できる。行政での経験と、国政で野党の立場で感じた問題意識を、県政に生かしてほしい」と期待。石田真敏衆院議員は「リーダーシップを発揮して県民の期待に応えてほしい」、鶴保庸介参院議員は「県民の営みに敬意と共感を持った県政に」と激励した。仁坂吉伸知事後援会の木村雅人事務局長、県市長会長の尾花正啓和歌山市長、県町村会会長の岡本章九度山町長、県議会の尾崎要二議長らもあいさつした。