写真や書、技芸一路 小池秀和さんが個展

和歌山市の総合建設業、㈱小池組の取締役顧問を務める小池秀和さん(86)の写真と書の展覧会が14日まで、同市のアバローム紀の国2階ギャラリー龍門で開かれている。

「我が人生の歩み技芸一路」と題し、情熱を注いできた写真や書、ゴルフの足跡を紹介。「一芸に秀でたいという思いで懸命に励んできたことを、皆さんにご披露できれば」と話している。

県美術家協会会員。市内での個展は初めて。県展、市展の入賞作を中心に、フィルムやデジタルで写した28点、近代詩文などの書作品7点を展示している。

写真は高校生の頃から趣味にし、本格的に始めたのは60歳から。「世界の名機を使いこなせるよう腕を磨きたい」との決意でライカを手にし、近鉄カルチャーセンターで故・五十嵐靖郎さんに指導を受けた。

祖父が創業した同社で長年ものづくりに携わり、養ってきた視点を生かし、建築物や工事現場などを撮影。「構造的、美観的にも優れた近代建築の技を、レンズを通して知ってもらいたい」と話し、会場には、宇宙空間のようなJR京都駅、日本の伝統的な技が集約された神社の造形美を捉えた作品が並ぶ。

建設中の和歌山城ホール内部を写した作品は、鉄の支柱が細部までくっきりと浮かび上がり壮観。トンネル工事では掘削するジャンボドリルの、まるで生き物のようにうごめく姿を写し撮っている。

4年前に亡くなった妻への思いを込めた書の他、ゴルフ上級者でもある小池さんの多彩ぶりを伝えるボードなども紹介。小池さんは「こだわりを持ち、諦めずとことんやるのが私の信条。振り返ると、それらは大きな財産となったように思いますね」と話している。

午前10時から午後5時まで。

建物の造形美を写した作品と小池さん

建物の造形美を写した作品と小池さん