各地で支持訴え 選挙サンデー3候補走る

和歌山知事選は12、13日、告示後最初の週末を迎えた。届け出順に、無所属で政治団体「新党くにもり」元代表、元総務官僚の本間奈々候補(53)、共産党公認で党県常任委員、元和歌山市議の松坂美知子候補(66)、無所属で元衆院議員の岸本周平候補(66)=自民、立憲民主、国民民主、社民推薦=の新人3人は、県内各地の商業施設や人通りの多い場所での街頭演説、住宅街に分け入っての街宣などで支持を訴えた。


本間候補は12日、南海和歌山市駅前での街頭演説など、市内から活動をスタート。街宣の合間を縫って竈山神社を参拝した後、御坊市、田辺市を中心に活動した。13日は再び和歌山市に移動し、雨の中開かれた屋内イベントの会場などを訪問。北ぶらくり丁では、有権者とのふれあい、会場内での昼食の様子などを自らユー・チューブでライブ配信するなどした。「一般のイベントには、政治にあまり関心のない人も集まる。思いの他、チラシを受け取ってもらえて良かった」と手応えを話した。

ライブ配信をする本間候補(北ぶらくり丁)

ライブ配信をする本間候補(北ぶらくり丁)


松坂候補は12日、和歌山市内各地を街宣し、駅前やスーパー前、団地内での街頭演説などを精力的に行い、夜は海南市内で個人演説会に臨んだ。13日午前は和歌山市のJAビルで個人演説会を開催。共産党の県議、市議、支援する市民団体の代表らが応援のマイクを握り、カジノ誘致への反対、医療・介護現場への支援の必要性などを語り、「県民に寄り添う女性知事を誕生させよう」などと訴えた。松坂候補は「一緒に暮らし、福祉、命を第一にする県政に変えていこう」と支援を呼び掛けた。

県政の変革を呼び掛ける松坂候補(JAビル)

県政の変革を呼び掛ける松坂候補(JAビル)


岸本候補は12日、北山村から新宮市、串本町へと東牟婁郡の山間部や沿岸部などへ選挙カーを走らせ、漁協前での街頭演説などをこなした。13日は北上し、白浜町、すさみ町、田辺市の各地で街宣した後、夜は和歌山市に移動し、宮小学校、四箇郷小学校で個人演説会を開催。支援する県議、市議らの応援演説に続き岸本候補は、住民の声を聞いて学び、地域の課題解決に取り組む姿勢を強調し、「大きなことはできないが、弱い人、弱い地域に寄り添うことだけは約束できる」と力を込めた。

個人演説会で熱弁する岸本候補(宮小学校)

個人演説会で熱弁する岸本候補(宮小学校)

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