トヨタ5社と県警 地域安全へ連携強化

子どもの犯罪被害と急増する特殊詐欺被害を未然に防ごうと和歌山県警は16日、県庁で地域安全活動の実施に関する共同宣言を実施。県内のトヨタ系販売会社5社(和歌山トヨタ自動車㈱、和歌山トヨペット㈱、トヨタカローラ和歌山㈱、ネッツトヨタ和歌山㈱、トヨタモビリティパーツ㈱和歌山支社)の代表者らが出席し、各種取り組みを積極的に実施するための連携強化を誓った。

県警本部の髙砂浩之生活安全部長が県内の治安情勢について、10月末現在の刑法犯認知件数が前年同期に比べて増加に転じていると説明。「今後さらなる連携の上、各社の強みを生かしたご支援をたまわりたい」とあいさつした。

県内一円に販売店を持つ5社では、販売店など40カ所の店頭に設置されているモニター画面やデジタルサイネージを活用し、県警が制作した特殊詐欺被害の防止を啓発する動画を流す他、きしゅう君の家のステッカーを貼り、地域の安全活動に協力する。

5社を代表して和歌山トヨタ自動車㈱の弘田宗博代表取締役社長が「子どもの安全と特殊詐欺防止の一助になれば」と意気込み、ネッツトヨタ和歌山㈱の海瀬隆太郎代表取締役社長が「子どもの被害防止および特殊詐欺被害防止などの地域安全活動について、連携の上、各種取り組みを積極的に実施していく」と力強く宣言した。

また、県警のマスコットキャラクター「きしゅう君」のステッカーを社用車など40台に貼り、県警が推進する「ながら見守り活動」で子どもの被害防止にも努めるとし、共同宣言後、きしゅう君のステッカーを貼った5台の車が県庁から出発した。

 

髙砂部長(左から3人目)と共同宣言を手に5社の代表者ら

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