地域福祉の充実へ 生命保険県協会が車両寄贈

一般社団法人生命保険協会和歌山県協会(会長=中嶋徹日本生命和歌山支社長)は2日、社会福祉法人かつらぎ町社会福祉協議会(中前光雄会長)に福祉巡回車として、軽自動車(スズキアルト)1台を贈呈。和歌山市手平の和歌山ビッグ愛で寄贈式と車両の引き渡し式が行われた。

地域社会の福祉向上の一環として、同協会加盟18社の従業員による「わかやま生保協会たすけあい募金」を財源とする取り組み。福祉巡回車両の寄贈は1992年度から毎年実施し、昨年までの30年間で、県社協を含む県内全ての社会福祉協議会に贈った。累計寄贈台数はことしで41台目。10月31日には同募金を利用し、県内の福祉保健施設5カ所へ希望物品、計50万円相当の寄贈も行った。

寄贈式では、中嶋会長が「福祉巡回車が県下の福祉事業をより充実させ、安心できる社会に貢献できるよう祈っている」と話し、中前会長は「車の音が人の気配を感じる唯一の手段という地域もある。山あいに住み、交通手段のない人にとっては、なくてはならないもので、ありがたいこと」と感謝した。

福祉巡回車両は今後、かつらぎ町花園地区で、高齢者の見回り訪問やヘルパーの派遣などに活用される。

福祉巡回車両と(左から)中嶋会長、中前会長

福祉巡回車両と(左から)中嶋会長、中前会長

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