さらなる友好へ 島会長がトルコ名誉総領事に
和歌山市坂田の㈱島精機製作所の島正博会長が、在和歌山トルコ共和国名誉総領事に就任。5日には駐日トルコ共和国のコルクット・ギュンゲン特命全権大使が同社を訪れ、就任伝達式を行った。
外国との文化交流の促進などを目的に、国の在外公館が設置されていない地域で任命され、全国では福岡、大阪に続き3人目。任期は5年間。
日本とトルコは1890年に串本沖で発生したトルコ軍艦「エルトゥールル号」の海難事故で、地元住民の懸命な救助活動で乗組員の命が救われて以来、友好関係が続いている。同社とトルコは、1987年からコンピュータ横編み機の輸出を通じて交流があり、現在まで2万3000台を販売している。
式では任命書が手渡され、ギュンゲン特命全権大使と島会長が握手を交わした。
ギュンゲン特命全権大使は「経験豊富で信望のある人にこの任務を受けていただき、大変光栄です」と感謝。島会長は「これまで培ってきた経験を生かし、微力ながら和歌山県とトルコとの友好関係がますます発展するよう努めていきたい」と話した。
5日から同社内に在和歌山トルコ共和国名誉総領事館を開設し、経済や文化の交流促進を図るという。
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