一席は吉村さん 勤労福祉会館写真コンテスト

和歌山県勤労福祉会館主催の第36回写真コンテストの入賞者が決まり、一席(同館館長賞)に和歌山市の吉村登さん(60)の「優しい音色」が選ばれた。

今回は160人から272点の応募があり、小中学生の作品も寄せられたという。吉村さんの作品は、広川町の廣八幡宮で撮影。モデルは義理の母。風が吹き、風鈴が揺れている瞬間にシャッターを切ったという。吉村さんは「涼しさを感じる写真で、自分でもお気に入りの一枚。入賞するかもと思っていたが、まさか1席とは…」と驚き喜んだ。審査を担当した写真家のやまぐち千予さんは「優しい風が吹いてきました。きっと風鈴の小さなブレがそうさせてたのでしょう。全体の色調の組み合わせが、より写真全体の印象を柔かくさせ、いつまでも見ていたくなる一枚」と高く評価した。応募作品は7日~11日、和歌山市北出島の同館で展示する。午前9時~午後5時(最終日は4時)。問い合わせは同館(℡073・425・3335)。

 

吉村さんの作品「優しい音色」

 

その他の入賞者は次の皆さん。

【二席・県中小企業団体中央会会長賞】堀内勇(橋本市)「燃ゆる天空高原」

【三席・県労働者福祉協議会会長賞】木下滋(白浜町)「水行終えて」

【奨励賞】川﨑文子▽土屋義和▽太一男▽山田隆英▽渡辺楓斗

【入選】東正高▽新井達男▽妹背佐江子▽請川恵子▽髙瀬捷一▽常田茂▽中村敏子▽西牟田えりか▽前田春美▽脇村和宏

【期待賞】隂地陽人▽岡裕子▽坂上尚美▽土井康雄▽橋本由介▽藤澤愛

 

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