健康増進で協定 東洋ライスと泉大津市

東洋ライス㈱(銀座本社=東京都中央区、和歌山本社=和歌山市黒田)は、独自の精米技術による同社の「金芽米(きんめまい)」を活用し、泉大津市と健康増進を核とする包括連携協定を締結。6日、泉大津市役所で調印式が行われ、雜賀慶二社長と、南出賢一市長が協定書に署名した。

東洋ライスは、栄養とうまみが多く含まれる部分だけを残す精米技術など、人々の健康増進を目指し、数々の技術革新を行ってきた。

泉大津市では発酵食品やオーガニック食材などを使った給食や、さまざまな食に関する施策を展開している。

医食同源、健康増進に関する両者の方向性が合致し、今回の協定締結に至った。

今後は、同市の妊婦に出産までの期間、米を届ける「マタニティ応援プロジェクト」で、東洋ライスが金芽米を提供し、同市が健康データやアンケートを収集し、健康効果を分析。また、給食で使う米の保管、精米加工、流通の新たな仕組みづくりに向けた実証実験を来年4月からスタートする予定。

式で南出市長は「これからの日本を救うプロジェクトの先駆けとして、モデルケースになっていったらうれしい」とあいさつ。雜賀社長は「米には他の食材にはない栄養素がある。次世代の健康を考える上でそれを伝えていくのは非常に重要。今回の協定でそれが実現できることを心から感謝している」と話した。

 

協定書を手に笑顔の雜賀社長㊨と南出市長(東洋ライス提供)

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