「愛の物資」を寄贈 県更生保護女性連盟

刑事施設で受刑中の人や更生保護施設で生活している人たちに、少しでも心豊かに年末年始を過ごしてもらおうと、和歌山県更生保護女性連盟は6日、県内の施設や団体など10カ所と個人に、会員約2400人が集めた生活用品などの「愛の物資」を贈った。

1980年から毎年行っている活動で42回目。矯正施設2施設、更生保護関係機関5団体、その他3団体、施設へ米、洗剤、せっけん、タオル、ティッシュペーパー、その他日用品などを贈った。

同連盟は1957年に結成。64年に全国更生保護婦人協議会の結成により現在の更女組織が確立された。県内では、34自治会が「ミニ集会」を開き、地域に根ざした活動を展開している。

和歌山市二番丁の和歌山地方合同庁舎で行われた寄贈式で、同連盟の坂田悦子会長は「一人でも多くの方が笑顔になり喜んでくださることを会員一同が願っている」とあいさつ。各施設の関係者一人ひとりに目録を手渡した。

和歌山保護観察所の奥田幸生所長は「これからも更生保護の思いを物資という形で次の世代に向けて受け継いでもらえたら」と話した。

 

施設側に目録を手渡す坂田会長㊨

 

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