愛される居場所に ほんまち子ども食堂Xマス
ほんまち子ども食堂(和歌山市)は7日、和歌山信愛大学(同市住吉町)の体育館でクリスマスパーティーを開催。11家族28人が参加し、ケーキを食べたり、段ボールでソリを作って競争したりと楽しい時間を過ごした。
同子ども食堂を運営するTeamMAK‐eSpot(チームメイクスポット)が主催。同団体はコロナ禍の2019年から同子ども食堂を始め、2カ月に1回程度の頻度で同市北桶屋町の「ほんまちえんがわはうす」で食品や食材の配布を中心に行っている。
今回、子ども食堂の20回目を記念し、クリスマスパーティーを企画。当初から協力を続けている同大の江口ゼミの2年生約15人も参加し、トナカイやサンタの格好で会場を盛り上げた。
同市で子育てを応援する「NPOサンマザー」が企画したソリの制作と競争では、子どもらが段ボールにクリスマスの飾りを付けていき、オリジナルのソリが完成。保護者や学生らが、子どもの乗ったソリを引っ張って走ると、子どもらは歓声を上げながら喜んだ。
その他、協賛の和歌山ヤクルト販売㈱がラーメンを提供し、社員がトランペットでクリスマスメドレーなどを演奏。土屋珈琲研究室は入れたてのコーヒーを提供するなど、大人もゆっくり一息つける空間が広がった。
同子ども食堂の三岩眞紀代表は、「コロナ禍で始まったため、共食はそれほど実現できていないけれど、きょうは皆さんのご厚意のおかげで広い会場でラーメンやケーキを食べられた」と笑顔。「地域の皆さんの居場所になれるよう、今後も細く長く続けていければ」と話した。
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