ウクライナへカイロ贈ろう 有志募金活動
ロシアの軍事侵攻に加え、厳しい冬を迎えるウクライナの人たちに、使い捨てカイロを贈ろうと、有志一同が10日、和歌山市のJR和歌山駅前で募金活動を行った。
メンバーの久岡美喜子さん(78)が、数日前に見た報道で、雪が降る中、膝を寄せ合い震えるウクライナ人の姿に、居ても立ってもいられず「寒さをしのぐ方法は何かないか」と考えたという。
ウクライナまで運ぶことができ、電源がなくても使用できる物として使い捨てカイロを思い付いた。「最低でもカイロ1万個を用意したい」と、購入費50万円を目標に、久岡さんの思いに賛同した仲間と共に募金を呼び掛けている。
久岡さんは「寒いと体は動かないし、食べる力もなくなってしまう。想像を絶する寒さだと思う。使い捨てカイロでわずかでも寒さを防げたら」と話す。
この日、有志メンバーら9人が、「ウクライナに使い捨てカイロを贈ります。ご協力お願いします」と呼び掛けた。募金に協力した10代の女性は「たまたま通り掛かった。呼び掛けに賛同して募金しました。ウクライナにカイロと思いが届けばいいな」と笑顔。
久岡さんは「私たちの活動を広く知ってもらいたい。微々たる力でも役に立つことができれば」と話し、カイロが調達でき次第、知人経由で埼玉県に住むウクライナ人が船便で送る予定。その後も継続して活動するという。
関連記事
同じカテゴリのニュース一覧
- 高大生の動向も把握へ 和市人口対策本部会議(05/02/2024)
- 海の環境に関心を 和歌山海保の岡本部長が来和(05/02/2024)
- 各界の功労たたえ 春の叙勲県内38人が受章(05/01/2024)
- 春の褒章に県内2人 各界での功労たたえ(04/28/2024)
- 賃上げの持続等訴え 連合和歌山メーデー(04/28/2024)