腹話術体験で大笑い 小倉小で宮本さん教室
和歌山市の小倉地区公民館(駒吉学館長)は13日、地域と学校で子どもを育てる「コミュニティ・スクール」の一環として、小倉小学校(同市新庄、嶋田裕子校長)で腹話術体験教室を開き、3年生と公民館の職員ら約50人が参加した。
新型コロナウイルスの影響で制限がある暮らしをしている児童らに笑いを提供し、ストレスを解消してもらおうと、2年前から実施。講師は県腹話術協会の宮本敏企会長(70)が務めた。
宮本さんと共に登場した人形は「人形小学校に通っている太郎です!」と自己紹介。「一番人気(の人形)は誰?」と聞かれ、「おひなさん。でも隣にお内裏さまがいるから近づけないねん」と答えると児童は大笑い。ウサギやトラなど多彩な人形が登場するたびに歓声が上がった。
腹話術の体験では、口を動かさずに話すこつを教えてもらい、実践。ま行とば行が特に難しいことを学んだ。
最後に宮本さんが〝魔法のランプ〟をこすると、人形が登場。児童に将来の夢を聞いていくと、「お金持ちになりたい」「学校の先生」「ユーチューバー」などと答え、それを聞いた人形が取り出したものは、触れるとどんどん長くなり、天井まで伸びた。
宮本さんが「これは木の棒、希望」と話すと、会場は拍手に包まれ、児童らは宮本さんに「まだまだ知りたいことがあるのでもっと教えてほしい」とリクエストしていた。
宮本さんに授業の感想を尋ねると、「古希でなお こき使われる ありがたさ」と句を詠んだ。
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