ハートの落ち葉アート お城でおもてなし
和歌山市の和歌山城天守閣前広場の一角で、イチョウの落ち葉で作った期間限定の「黄色いハート」が訪れた人の目を楽しませている。今週末まで。
ハートの大きさは、直径約3㍍と約1㍍の2種類。場所は、和歌山城天守閣の二の門(通称楠門)へと続く石段の下。高さ15㍍ほどのイチョウの落葉を活用し、この季節だけの特別感を楽しんでもらおうと、4年前に始めた。ことしは5日から行っている。
和歌山城天守閣によると、例年は青みが残ったまま落ちる葉が多いが、ことしは急激に気温が下がった影響で、これまでにないほどきれいに黄色に染まっているという。
ハートを形作る時間は10分ほど。和歌山城天守閣のアルバイト従業員がほうきで丁寧にはき集め、制作。完成後は、じょうろで水を全体にかけ、色味と形を保つ。2方向を石垣に囲まれ、風の影響を受けることも少ないという。写真スポットとして観光客にも人気の場所になっている。
和歌山城天守閣では、二の門をくぐった先にも、白い砂利で作ったハートがあり、こちらは季節に関係なく、常時楽しむことができる。
ハートを制作する土屋義和さんは「イチョウのハートで、皆さんに季節の移り変わりを楽しんでもらえれば」と話している。
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