和歌山市内21人入賞 税に関する高校生作文

国税局が募集した「税に関する高校生の作文」で、和歌山税務署管内からは21人が入賞した。作文は、次代を担う高校生に、学校教育の中で学習したことや自身の経験、体験などを通して税について考え、関心を深めてもらおうと、1962年度から毎年実施している。同税務署が管轄する和歌山市では10校から1390編の応募があった。

入賞者のうち、和歌山市租税教育推進協議会長賞に輝いた県立和歌山高校1年生の道上心葉音(みちうえこはな)さん(15)の表彰式が14日に同校で行われ、和歌山税務署の清末郁二副署長から表彰状が贈られた。

道上さんの作文は「税の使い道」を題に、税は新型コロナウイルス感染症対策などさまざまなものに活用されている一方、国民からは何に使われているかが分かりにくいと指摘。その上で「国に守ってもらう、という考えではなく、国と国民で支え合っていくと考えると良くなるように思う」と呼び掛けた。

道上さんは、インターネットなどを使い、税の仕組みや自分たちの生活に税がどのように関わってくるのかを調べていくうちに、「『こんなに払っていたのだ』という驚きと『こんなにも助けられていたのか』という気付きの両方があった」と話し、「税について興味を持つきっかけになった」と笑顔で話していた。

受賞者は次の皆さん。

【県知事賞】平井志江理(和歌山信愛1年)

【県租税教育推進連絡協議会賞】小泉佳菜(開智2年)

【市租税教育推進協議会長賞】塩谷梨央(近大付属和歌山1年)▽見平愛心(和歌山信愛1年)▽池田ひなた(市立和歌山1年)▽山本清貴(星林2年)

【近畿税理士会和歌山支部長賞】霞末詩夕(近大付属和歌山1年)▽中井葵衣(桐陰1年)

【和歌山税務署長賞】佐藤栞里(和歌山信愛1年)▽岡田葵(桐蔭1年)▽姜希奈(近大付属和歌山1年)▽西ノ優(和歌山東1年)▽武野煌士(星林2年)▽渡辺安純(和歌山商業3年)

【和歌山納税協会長賞】松田理志(桐蔭1年)▽上野瑠奈(和歌山商業3年)▽泉希美(和歌山信愛1年)▽三木碧斗(近大付属和歌山1年)▽橋本陽樹(市立和歌山1年)

(左から)中村栄作校長、道上さん、清末副署長

(左から)中村栄作校長、道上さん、清末副署長

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